2028年度のランドセルカタログ受付が始まっています。
無料なら、とりあえず全部申し込んでおけばいい。
……と思ったのですが、ランドセルはブランドもモデルもかなり多いです。
フィットちゃんだけでも、2028年度カタログには230種類100色以上のラインアップを掲載予定と案内しています。
これを10社分集めたら、情報はものすごい量になります。
では何社くらいがいいのか。
結論からいうと、最初は性格の違う4~6ブランドくらいから始めるのが扱いやすそうです。
大事なのは冊数より、
同じ項目で比べられるカタログを集めること。
「かわいい」「かっこいい」だけで見ていると、あとから重量、容量、保証、展示会などをもう一度調べることになります。
最初に比較する項目を決めておくと、カタログが“見るもの”から“使える資料”に変わります。
この記事でわかること
- ランドセルのカタログを最初に何社くらい集めると比較しやすいか
- 「4〜6社」を最初の目安とする理由
- カタログを集める前に決めておきたい比較項目
この記事の調べ方
2028年度向けカタログの内容は、各ブランドの公式情報を確認しています。
なお「最初は4~6社くらい」という数字は調査統計ではなく、情報量と比較のしやすさを考えた編集上の目安です。家庭によって2社で決まることもあれば、10社以上見ることもあります。
確認日:2026年9月3日
4~6社は「正解」ではなく、比較軸を作るための目安
最初にここははっきりさせておきます。
「ランドセルのカタログは5社請求するのが正しい」という統計があるわけではありません。
2社で好みが決まる家庭もあります。
逆に、ランドセルそのものが好きで10社以上じっくり比べたい家庭もあるでしょう。
それでも4~6社くらいを最初の目安にする理由は、違うタイプを比べるには十分で、まだ情報に埋もれにくいからです。
たとえば、
- 大手メーカー
- 工房系
- 軽さを重視するブランド
- デザイン性が強いブランド
- 店舗や展示会へ行きやすいブランド
を混ぜて4~6社。
これなら、「うちは何を重視したいのか」が見えやすくなります。
同じ系統だけ集めるより、違うタイプを混ぜた方が分かりやすい
たとえば最初から工房系5社だけを集めると、革や仕立ての細かな違いは比べられます。
でも、
「そもそもうちは本革が必要?」
「軽い人工皮革の方が合う?」
「展示会へ行きやすい大手の方が楽?」
という大きな比較が抜けやすくなります。
逆に性格の違うブランドを並べると、
「子どもは色が多い方が楽しそう」
「親としては保証が気になる」
「店舗で背負える方が安心」
「革は実際に触ってみたい」
と、家庭の判断軸が見えてきます。
最初のカタログ集めは、ランドセルを決めるためというより、何を大事にする家庭なのかを知る作業なのかもしれません。
カタログの中身も、ブランドによってかなり違う
ランドセルカタログは、単なる商品一覧ではありません。
現在公開されている2028年度向けの案内を見るだけでも違いがあります。
フィットちゃん
2028年度カタログでは、230種類100色以上のラインアップをカラーやシリーズごとに紹介し、独自の背負いやすさなどの機能も解説する予定です。
選択肢の幅を知るにはかなり情報量があります。
中村鞄製作所
ラインアップだけでなく、基本機能、全国展示会、店舗、注文方法、6年間無料修理保証などを掲載すると案内しています。
さらに2028年度用の革見本帳も請求できます。
コードバン、牛革、人工皮革などを実際に触れるので、素材が気になる家庭には分かりやすいです。
鞄工房山本
2028年度の全ラインアップ、素材・機能・デザインの違い、ランドセル選びのポイント、利用家族の声などを掲載予定。
革サンプルも用意されていて、牛革・コードバン・人工皮革の全17枚を200円で確認できます。
土屋鞄
土屋鞄、grirose、depsoaの3ブランドのカタログがセットで届きます。
さらに、全ランドセルを見比べる一覧表と、店舗・展示会・販売案内も付く予定です。
1回の請求で雰囲気の違う3ブランドを見られるのは、最初の比較には面白い構成です。
| ブランド | 2028年度カタログの主な特徴 | 初稿で確認している追加資料・情報 |
|---|---|---|
| フィットちゃん | 230種類100色以上のラインアップ、背負いやすさなどの機能解説 | ― |
| 中村鞄製作所 | 基本機能、展示会、店舗、注文方法、6年間無料修理保証など | 革見本帳 |
| 鞄工房山本 | 全ラインアップ、素材・機能・デザイン、選び方、利用家族の声など | 革サンプル全17枚・200円 |
| 土屋鞄 | 3ブランドのカタログセット、全ランドセル比較一覧 | 店舗・展示会・販売案内 |
カタログが届いたら、まず子どもには「好き」を選んでもらう
せっかくのランドセルなので、子どもの好みは大切にしたいところです。
最初から、
「これは重いからダメ」
「この色は6年生で飽きそう」
と大人の条件だけで絞ると、カタログを見る楽しさがなくなります。
なので1回目は、
「どれが好き?」
くらいでいいと思います。
各カタログから1~2モデル選んでもらう。
ここでは理由も、
「色が好き」
「キラキラしてる」
「かっこいい」
くらいで十分です。
そのあと保護者側で、価格や重量、保証などを見ていきます。
保護者側は、まずこの8項目を横に並べる
カタログが何冊あっても、比較項目が同じなら整理しやすくなります。
1. 価格
最初に予算範囲を大きく確認します。
子どもが気に入ったモデルが予算から大幅に離れているなら、似たデザインを別ブランドで探すこともできます。
2. 重量
分かりやすい数字なので比較しやすい項目です。
ただし、ここは数字だけで決めない方がよさそうです。
セイバンも公式FAQで、本体重量だけでなく実際に背負った体感で選ぶことをすすめています。
1,100gだから必ず楽、1,300gだから必ず重い、とは限りません。
3. 素材
人工皮革、牛革、コードバンなど。
カタログの説明だけでなく、革見本があるブランドなら実際に触ると分かりやすくなります。
4. 内寸・マチ幅
ランドセル全体の外寸ではなく、中にどれくらい入るかを見る数字です。
タブレット、水筒、体操服などを考えると、容量は6年間の使い勝手に関わります。
5. 背負いやすさ
肩ベルト、背当て、背カンなど。
ここはカタログで構造を理解しても、最後は実物で確認したい項目です。
6. 安全機能
反射材や防犯ブザーを付ける位置など。
毎日の登下校で使う部分なので、デザイン以外に見ておきたいところです。
7. 6年間保証と修理
「6年保証あり」だけでなく、
- どんな故障が対象か
- 有料になる場合
- 修理中の代替ランドセル
- 申込み方法
まで確認すると安心です。
8. 実物を見られる場所
店舗、展示会、レンタル。
候補が良くても、実物確認が難しいブランドもあります。
住んでいる地域から動きやすいかも、意外と大事です。
比較表は、これくらいで十分
最初から何十項目も管理すると疲れます。
まずはこのくらいでよさそうです。
| ブランド | 気になるモデル | 子どもの反応 | 価格 | 重量 | 素材 | マチ/容量 | 保証 | 実物を見られる? |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A社 | ○○ | 色が気になる | ― | ― | ― | ― | ― | 店舗 |
| B社 | ○○ | 背負ってみたい | ― | ― | ― | ― | ― | 展示会 |
| C社 | ○○ | 形が好き | ― | ― | ― | ― | ― | レンタル |
カタログが届いたらこの表を埋めていきます。
数字が分からないところは空欄で構いません。
「空欄がある」ということ自体が、次に公式サイトや展示会で確認すべきことを教えてくれます。
カタログだけで最終決定しない方がいい項目もある
カタログは非常に便利ですが、メーカー自身が作った商品資料です。
当然、そのブランドの良さが一番分かりやすく伝わるように作られています。
だからこそ、
仕様確認には強い。
でも、背負い心地や家庭との相性まで全部分かるわけではない。
と考えて使うのがよさそうです。
特に、
- 背負いやすさ
- 色の実物感
- 革の質感
- 開閉のしやすさ
- 子どもの体格との相性
は、店舗や展示会、レンタルで確認したいところです。
カタログで3~5モデルに絞る。
そこから実物を見る。
この役割分担が分かりやすいです。
230種類を全部比較しなくていい
フィットちゃんだけでも230種類100色以上。
他ブランドも加えれば、全部を横並びにするのは現実的ではありません。
でも考えてみると、全部を比べる必要はありません。
- 子どもが好きなものを選ぶ
- 予算外を外す
- 保護者の条件で確認する
- 実物を見たいモデルだけ残す
この順番なら、候補はかなり減ります。
ランドセル選びは「市場にある全商品からベスト1を探す」作業ではなく、
家族に必要な条件を満たす中から、子どもが好きなものを見つける
くらいに考える方が楽です。
最初に取り寄せるなら、こんな組み合わせ
選ぶときのしるべ
ラインアップの幅を見たい → 大手・ラインアップ豊富なブランドを1~2社
素材や仕立てを見たい → 工房系を1~2社
デザインを重視したい → 気になるブランドを1社
実物確認のしやすさを重視したい → 店舗や展示会へ行きやすいブランドを1社
合計4~6社です。
土屋鞄のように1回で3ブランド分届くものもあるので、「請求社数」と「実際に見るブランド数」は同じではありません。
また、気になるブランドが増えたら後から追加すればいい。
最初から全部を揃える必要はありません。
カタログは「答え」ではなく、次に何を見るかを決める資料
何冊か並べると、たぶん家族ごとに違うことが気になり始めます。
「重さが気になる」
「容量を見たい」
「革を触りたい」
「この色を実物で見たい」
「保証の違いがよく分からない」
ここまで来れば、カタログの役割は十分です。
次はその疑問を持って店舗や展示会へ行けばいい。
ただ何となく展示会へ行くより、確認することがはっきりします。
2026年秋の段階では、まずカタログを集めて比較軸を作る。
これくらいがちょうどよさそうです。
